大統領の最後の恋
日曜日の毎日新聞に掲載されている書評欄が好き。
文学、政治、哲学、科学、文庫に新書に全集と、バラエティに富んでいて、おもしろい。
そこでしばらく前に取り上げられていたのが、光文社が出した新訳の「カラマーゾフの兄弟」。なんだか「物語」が読みたくなって、トライしてみようかと、本屋で何度か手に取った。文章は読みやすそう。でも、全5巻を買うと結構な額だなと思い、ロシア文学好きのMさんが買ってやしないかと連絡してみた。
返ってきた答えは、「ロシア文学は旧訳ぢゃないと!」というストイックな内容だった。しかし、旧訳も難解すぎると言うほどではないそうで、さてどうしよう、図書館にあるかしらと見に行くことにした。
検索システムで調べてみたら、あっさりと新訳カラマーゾフの兄弟もあることがわかった。でも、あいにくと貸し出し中。さて、代わりに何を借りようかとロシア文学の棚を見ていたら、以前から読みたかった「大統領の最後の恋」があった。この本も確か、ずいぶん前に毎日新聞の書評で紹介されていたような。
著者のアンドレイ・クルコフは、ウクライナの小説家でロシア語で小説を書いている。カラマーゾフからかなり時代は隔たっているが、これもロシア文学なので、早速借りることにした。600ページを超す厚みのある本だけれども、ウクライナ大統領を務める主人公の20代、40代、50代と3つの時間軸の物語が平行して進んでいくので、どこでどうつながるのだろうという興味もあり、どんどん読み進めているところ。最後はどんな結末が待っているのかしら。
これを読み終えたら、同じ新潮クレスト・ブックスから出ている「ペンギンの憂鬱」も、区内の別の図書館から取り寄せてもらって、ぜひ読んでみるつもり。表紙のイラストがとてもよい。
そして大統領の最後の恋と一緒にもう一冊借りることにした。カラマーゾフの兄弟、新訳の訳者が書いた「「カラマーゾフの兄弟」続編を空想する」。
本編を読む前にこちらを読んでしまってよいものかと思ったけれど、これも読みたかったのでしょうがない。だって、本編を全部読みきるまでなんて、いつまでかかることだろう。ネタバレでもええじゃないか。ええじゃないか。そんなことぐらいで、ロシア文学の傑作がつまらなくなるなんてことはないだろう。と思いたい。
大統領の最後の恋 |
![]() ペンギンの憂鬱 |
Posted by sbt at Dicembre 18, 2007 | 雑記帳
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大統領の最後の恋へのコメント
ロシア文学は未開の地。。。
装丁がやっぱりかわいいですね。
ジャケ買いならぬ、装丁買いは結構ハズレがないんですよ!
今度読んでみまーす。
ちょうどお正月休みですしね。
post by K at 19.12.07 20:50
大統領の最後の恋、ちょうど折り返し地点です。
中身を読んで、改めて表紙の雰囲気が内容にあってるなと思いました。
大統領専用浴室でバスタブにつかり、ウォッカを飲むシーンが何度も出てきます。
堅苦しいところが全然なくて、空虚な感じもして、どこの国の小説でも通じそうで、
そんなところもひっくるめて面白いですよ。
post by sbt at 24.12.07 00:25


