フィッシング・ウィズ・ジョン

初夏といってよい土曜の午後。
この間届いた「フィッシング・ウィズ・ジョン」を、畳にねそべりながら見た。
10年ほど前に見たこの映画。ミュージシャンのジョン・ルーリーが友人と釣り旅行をするというゆるい内容なので、映画館で見るよりも、家でだらだらしながら見るのにぴったりなのだ。元々、アメリカではテレビシリーズだったとか。
しかしゆるい内容なのに、フィッシング・ウィズ・ジョンの出演陣はやたら豪華。映画監督ジム・ジャームッシュ、酔いどれ詩人のトム・ウェイツ、俳優マット・ディロン、同じく俳優のウィレム・デフォーとデニス・ホッパー。彼らとジョン・ルーリーがだらだらとしゃべりながら、釣りをする(でもあまり釣れない)だけ。豪華!なのにゆるいという、この不可思議さ。
ジム・ジャームッシュは釣りに興味はなく「自分は何故ここにいるのか?」と自問し、トム・ウェイツも遠い道のりを徒歩で帰ることに不平たらたら。マット・ディロンは間の抜けた大漁ダンスを踊り、ウィレム・デフォーは極寒の湖上でひたすら耐え忍ぶ。デニス・ホッパーにいたっては、タイで卓球する始末。
今見ると、水曜どうでしょうに通じるものがある。二人でだらだら話して、なんか旅して、ちょっとツイテナイ。でも、楽しそう。そう、楽しそうだな。
特典ディスクのジョン・ルーリーインタビューによると、撮影は大変だったようなことを言っていたけれど(ケガしたらしく腕をつってるジョン・ルーリー)、傍目で見ると楽しそう。
釣りはやったこともなければ興味もないのに、ボートに乗って、時々昼寝して、風に吹かれて、ボーっと釣りをしてみたくなる、そんな映画。
昔見たときも、なんだか妙に気に入って、映画館でサントラを買った。またDVDで本編を見ることができるとは夢にも思わずに、時々CDを聞いて、フィッシング・ウィズ・ジョンの印象に残ったシーンを思い出したりしていた。音楽はもちろんジョン・ルーリー。サントラもなかなかイカしてます。
ちなみに、日本の叙情派アコギミュージシャンのfishing with johnは、この映画から名前を取っているのだと思う。こちらも結構好きだ。
Posted by sbt at Maggio 26, 2007 | アメリカ映画
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