人形劇 三国志

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ここのところずっとDIGAさんに録画している番組がある。ケーブルテレビ時代劇専門チャンネルで毎日放送されている、「人形劇 三国志」。

日本を代表する人形作家の川本喜八郎によって生み出された人形たちが、壮大な三国志の世界を情感豊かに作り上げている。美しい衣装をまとった人形はそれだけでも素晴らしいけれど、ちょっとした動作や照明の陰影が表情を細やかにし、さらに人形をいきいきと見せる。
声優は、劉備玄徳が谷隼人、関羽雲長が石橋蓮司、張飛益徳がせんだみつお。なんでも、声を先に録音しておいて、後から人形操作をあてる手法が取られていたらしい。声の演技と人形の演技があいまって、そこらの生身の役者なんかよりも、名演技を見せてくれるのだ。
あと、若き日の紳助・竜介が、物語のナビゲーターとして唯一の人間として登場している。人形でも登場するのがご愛嬌。

馬に乗った合戦の様子も、かなりの迫力。矢に射られた人形が画面手前に倒れてきたりするのだ。砂埃が舞ったりするのも芸が細かい。深夜の部屋の場面でもろうそくの炎が暗い画面をひきたたせたり、演出にも抜かりがない。
特にすごいなーと思ったのが、第12話「野望空し 猛将呂布」。
まぁいろいろあって、玄徳と因縁深い呂布との対決シーン。雪の中を刀で向かい合う二人。結局、敗れた呂布に対し、助命をするつもりだと話す玄徳。呂布はこれ以上生き恥をさらせないと自刃するのだった。顔を伏せて死の決意を固める呂布の表情は、暗く深い。玄徳の義兄弟である関羽を思いながらも、いろいろあって呂布の妻となった美女、貂蝉も自ら胸を刺し、関羽の腕の中で息絶える。
そこへ、達筆な文字が画面いっぱいに広がるのだった。

非業の死 哀れ
英雄<呂布> 美女<貂蝉>

グッときますね。
そして主題歌は細野晴臣。ハリー細野です。これまたグッときます。

と、ここまで書いて気がついたけど、まだ12話なのか。これ、68話まであるのに・・。45分×68話って、いったい何時間だ。これはまさに、人形による大河ドラマなんだな。かの有名な諸葛亮孔明も、まだ出てきてない。先は長いぞ。
人形劇 三国志はとても面白いのだけど、気を抜いて見てると、あっという間にどんどん勢力図が入れ替わるので、話についていけないときがある。これが唯一の難点か。吉川英治の三国志も読もうかな。

川本喜八郎 公式サイト

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Posted by sbt at Marzo 15, 2007 | 邦画 , 雑記帳

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