かもめ食堂を見てきたよ

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ついに、「かもめ食堂」を見た。
かもめ食堂のちらしを目にしてから、早くも5ヶ月。そろそろ上映も終了とか。間に合ってよかった。
ということで、感想を書いてみる。

小林聡美演じるサチエさんは、フィンランドのヘルシンキで和食の食堂を営んでいる。最初は一人のお客さんもいなかったかもめ食堂に、徐々に人が集まってくる様子が、ささやかなエピソードの積み重ねでつづられてゆく。
簡単に言ってしまうと、これだけの映画。大きな出来事は本当に起こらないし、話の起伏もそんなにない。
でも、見ていると、なんとなくほっとする映画だった。

奇をてらわずに、まっすぐにかもめ食堂を続けていきたいと思っている小林聡美。片桐はいりともたいまさこは、そこで再生されていくのだ。
日本での日常、しがらみから解き放たれて、ヨーロッパの大いなる田舎、フィンランドで築かれる新たな人間関係。でも、そこに強固なつながりは感じられない。小林聡美は、時間を共有している片桐はいりも、もたいまさこも、いずれは日本に帰っていくだろうし、そう彼女らが判断したのなら、それをそのまま受け入れようと思っている。
かもめ食堂が一時的な羽休めの場所であっても、そのままの自分が認められて、そこにいてもよいと思ってもらえるのは、心地よい。その心地よさが、この映画の魅力なのかも。

でも欲を言えば、もう少し毒があってもいいような気がした。
例えば、すいかみたいな。
フィンランドもユートピアではないし、犯罪だってあれば、いっときは失業率も高かったと聞く。アキ・カウリスマキの「パラダイスの夕暮れ」や「真夜中の虹」は、そんなフィンランドを描いた映画だった。
かもめ食堂に出てくるフィンランドは、本当にきれいだものなぁ。撮影時期の違いもあるだろうけど、こんなに印象が違うものなのか。フィンランド政府観光局も、うまいことやるな。
劇中に出てくるのは、アラビアやイッタラの食器。もたいまさこはマリメッコで買い物をするし、片桐はいりの着ていたボーダーTシャツもマリメッコだと思う。こりゃ買っちゃうよね。
ちなみにフィンランド政府観光局のサイトには、かもめ食堂 ロケ地マップもある。これは印刷しておかなきゃ。

あと、ちらっと読んだけど、フィンランドロケ中の日常をつづった、片桐はいりのエッセイもよかった。かもめ食堂がおもしろかった人は、これも読んでおくといいかも。

かもめ食堂 原作
わたしのマトカ

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Posted by sbt at Maggio 1, 2006 | 邦画

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